子持ち正社員が突然無職になってブログを始めたよ、の話
はじめまして、tomomiと申します。
40歳になるまで、なんとなーくそれなりに生きてきました。
学校卒業後は正社員で働き、28歳で結婚、3人の子どもに恵まれ、仕事も続けていました。
このまま、流されるように自然に自分の人生は過ぎていく、その中に幸せがあると思っていました。
思い返せばあまり主体性のない生き方をしていたかもしれません。
でもそんな当たり障りのない人生に、いきなりのアクシデントがありました。
それを機に私は、これからの人生を充実させたいと切に思うようになりました。
過ぎたことはもう仕方ない。
大事なのはこれから先!一度きりの人生を楽しみたい、という思いで書いております。
もしよろしければお読みください。
転機前:私は子持ち正社員
道を踏み外すことはなく平凡に生きる
3人子持ちの真面目な正社員
結婚して、子どもが3人、正社員で仕事してます。
平日の朝は4時起きで晩御飯作って、仕事終わって帰ったら、作っておいたごはん温めて食べてあとは寝るだけです。
週末は、家族でどこか出かけてることが多いですね。
あとは、来週分のまとめ買いとか献立決めたりとか…たまった家事をとにかくさばいてるうちに終わっちゃいますね。
目の前のことでいつもいっぱいいっぱいですけど、まぁ何とか!!
っていう感じで日々生活していました。
そんな私の周囲からの評価は、「しっかりした頑張ってる人!」。
もちろん、私はそんなできた人間ではありません。
正社員で働き続けることができたのは周囲の皆様の優しさのおかげであり、もっとシビアな職場だったら仕事も続けられていなかったと思います。
でもそんな風に言ってもらえることに安心して、“私も捨てたもんじゃないな”、くらいの勘違いはしてたと思います…。ちょっと、いやかなり恥ずかしいですが。。。
時々不安になっても、まぁまぁ幸せ
「子持ち正社員」というステイタスをキープできていましたが、当然何もかもが順調満帆にはいきません。
家がめちゃくちゃ散らかったり、思うようにいかない子育てにイライラしたり、仕事でトラブルがあったり・・・。
そしてそういうことってなぜか重なるんですよね。
何だかうまくいかない時は、ネガティブになって、“私、このままでいいのかな”と思うことは(多々)ありました。
でも、これ以上に何も頑張れない。今更変われない。
そう思っていた私は、環境を変えるよりも自分の捉え方を変えて現状に満足するようにしていました。
“正社員で働いているし、社会人として合格!!だから大丈夫。”
“そんな、人生何もかも最高になるわけはない。今生活ができてるだけでありがたいこと”
そんな風に自分に言い聞かせているうちに、なんとなくほとぼりが冷めて、楽しい時もあればまたしんどくなる時もある・・・を繰り返していました。
キャパオーバー気味だし仕事やめたいな、と愚痴のように思うことはありましたが、本気でもなく、「宝くじあたらないかな」くらいの現実味のない思いでした。
いきなりやってきた人生の一大事
夜中に突然夫が失踪
しかし、そんな平凡な私の40歳目前のある夜、大事件が起こりました。
突然夫が失踪したのです。
夜中に遺書めいたラインだけ残して。
夫がいなくなっていることに気づいてから、警察に連絡したり、夜通し探し回ってみたり、思いつくことはすべてしましたが、その日夫は見つかりませんでした。
生死のわからない夫、色々な後悔、不安。
夫が失踪してから帰ってくるまでは本当に辛くて、生きた心地がしなかったです。
こんなこと、人生に起こることがあるんですね。
いや、もっと大変なことが世の中でたくさん起こってますよね。
でも平凡に幸せに生きてこれた私にはすごい衝撃でした。
当たり前にあると思っていた日常がこんな簡単に崩れるなんて、本当に衝撃でした。
そして、まぁまぁうまくいっていると思っていた私のこれまでの生き方に自信が持てなくなりました。
“これまで頑張ってきたつもりだし、まぁまぁ幸せな家庭だと思ってたけど、私だけだったのかな。”
“夫は、家を飛び出したいほど辛かったのかな。”
私は精神的に不安定になりました。
食事も睡眠もとれずボロボロで、仕事も休ませてもらうことにしました。
ピンチはチャンス、を実現したい!
帰ってきた夫と人生やり直すことに
幸いなことに、夫は無事に帰ってきました。ある問題を抱えて、ではありますが。。。
夫が起こしてしまった問題についてはここでは省略します。
ただ、夫と話し合う中で、私たち夫婦は忙しいこともあって、お互いへの思いやりが不足していたということに思い至りました。
でも、それはすれ違いというか、お互いを大切に思う気持ちがないからではありませんでした。
私たちは、これからも夫婦であり続け、家族で幸せになろうという結論を出しました。
ピンチはチャンス、雨降って地固まるって、本当でした。
今回のことをきっかけに、初めて夫の素直な本音を聞くことができました。
もちろん夫は失踪しないに越したことはないですが、このアクシデントがなければ私たち夫婦がお互いの本音に触れることはなかったかもしれません。
仕事をやめて我が家の幸せを再構築したい私
さてこれからの家族のことについては、目指す方向性が見えて一件落着なのですが、私は、それまで休ませてもらっていた仕事を辞めることにしました。
失踪した夫が仕事を休んだり、転職したりするのではなく、私が仕事を辞めるというのはちょっとちぐはぐな感じもありますが・・・。
私が仕事をやめたのは、今回夫が起こしてしまった問題の後処理が色々と必要だったこと(夫ができれば良いのですが諸事情で難しいのです)と、私がすぐに職場復帰できる精神状態でもなかったためです。
忙しい職場に、いつ復帰できるともわからない私の席を置いたままにしておいてもらうこと自体が申し訳なさすぎました。
できるだけ自分がしないといけないことを減らして、これまでの人生や、これからのことを考える時間が欲しい。
そういう思いもありました。
そして、家庭に専念したい旨を会社に伝え、退職することにしました。
転機後:仕事をやめて人生の迷子に
家庭に専念すると仕事を辞めた私が何をしているのかというと・・・
わからないことばかりで困っていました(今も困っています)。
夫のトラブルの後処理の方法、夫婦関係、子どものフォロー、私の退職後の諸手続き、無職になったことで必要になる手続き、そしてこれから仕事をどうするか、半ば勢いで仕事やめたけど家計は大丈夫なのか、この先私の仕事をどうしようとか・・・。
本当にわからないことだらけです。
そもそも、夫が失踪するまで特に何も思わずにまぁまぁ幸せ、なんて思っていた私ですから、自分の問題を把握する力さえ信用できません。
とにかく暇さえあれば、というか日中時間があるのでひたすら情報収集をし続けては頭がパンクして、結局何も行動できない日々がしばらく続きました。
・・・私って、こんなにわからないことばかりの、決められない人間だったっけ?
友人や家族、そして迷惑をかけた職場の方々にまで、ありがたいことに温かい励ましの言葉をもらい、がんばろう!って、本当に思ってはいるのに、何もできない…。
さぼってきた自分だけど、これからは何でもやってみる!
そして私は悟りました。
これは、これまでの人生をさぼってきたツケだと。
ふだんから勉強してたら、ちゃんと家計管理してたら、人生のアクシデントに備えていたら、自分の価値観を見つめていたら、こんなに動揺せずに済んだはず。
なんだったら仕事も続けられていたかもしれません。
正社員で働いていて忙しい、ということを大義名分にして、仕事以外にもある人生の大事なこと…というか、そもそも私は”自分が人生で何を大切にしたいのか”、ということさえわからないまま生きてきたことに、私は今さら気づきました。
バリキャリみたいに周囲から言われて、私もちょっと勘違いしかけてましたが私はただ、本当にただ仕事はやめなかっただけの人間だったのです!!
40年も自分の人生をさぼってしまって、そのツケってもうどうにもならないんじゃないか…。
途方もない自身の芯のなさに心が折れそうになったのですが、YouTubeや本に励まされてようやく、だめな自分をひとまず受け止めることができたところです。
仕事をやめたこと自体に落ち込みもしましたが、悩んだってもうやめたものは仕方ない。
要領よくこなす方法はわからないけど、何もしないより思いついたことから何でもやってみるしかない!
せっかく時間ができたんだから、これまで理由つけてしてこなかったことも、やってみよう!!
と40歳にして無計画にもまっさらなスタートを切ったそんな私です。
不安がないと言えばウソになりますが、ちょっとワクワクしています。
あっちゃんもほら、「人は何者にもなれる、いつからでも」てよく言っておられますがあれ本当です!色んな人が、それぞれの表現で同じこと言ってらっしゃるし!
ブログを始めた目的はアウトプットして脱・人生の迷子!
そんな私がブログを始めたのは、一番に自分の記録としてです。
今回人生でこれまでにないくらい凹んで、どうにかしたくてあれこれYoutubeを見たり、本を読んだりしました。
実際それらに気持ちが救われたのですが、今私の頭の中は正直混乱しています。。
ひとつずつ整理して、自分の腑に落ちるところまで消化したいです。
そして、これからは能動的に生きて、家族もろとも幸せになりたいと思っています!
もしかしたら、その過程にどなたかのヒントになることがあれば…てここに書くのもおこがましいと感じております。
もちろん、どなたの人生も批難したり否定する気持ちは一切ありません!!
以上、子持ち正社員だった私が突然無職になってブログを始めるまでの経緯について書かせていただきました。
ここまで読んでくださった方、いらっしゃったらありがとうございます。
一緒にがんばりましょうね!!!
(て、偉そうにすみませんー!)